デバッグデータを伝送するためのミニマムピンインターフェース
現在開発中のMIPI® Debug for I3C℠インターフェース規格は、システムデバッグコミュニティにとってエキサイティングな新製品です。この規格は、従来のデバッグインターフェースの課題に対処するため、I3C規格の柔軟性を活用して、機能転送と共有される可能性のあるバス上でのデバッグ接続を可能にします。その結果、5GやIoTなどの将来のアプリケーションにおける様々なターゲットシステムをデバッグするための、ダイナミックで高速かつピン効率の良いインターフェースを実現しています。
I3Cの開発とそれに関連するデバッグ機能への優れた貢献者としてMIPIに認められたIntrospect Technology社は、大規模なデバッグデータの転送と解析を効率的かつ効果的に行うことができる製品を提供しています。
業界の課題
- スタティック・デバッグ・インターフェースの拡張性が低い
- デバッグ用のピンとバスの数が限られている
- 大規模なデバッグデータを転送するためのハードウェアおよびソフトウェアのポッドが限られている
機能
- I3Cインターフェースを介してギガバイト単位のデータをキャプチャー、転送する高性能モジュール
- 既存のデバッグおよびテストフローに統合するためのハードウェアおよびソフトウェアライブラリの完全なスタック
SV4E-I3C
投稿: 2019年5月15日
SV4E-I3Cは、4レーン、33 MbpsのI3Cプロトコル・アナライザ/エクセサイザです。SV4E-I3Cは、メイン・マスター、セカンダリ・マスター、I3Cスレーブなど、あらゆるターゲット・システムに接続することができます。SV4E-I3Cは、5nsのタイミング分解能で高精度のタイミング操作が可能で、トレースリンクのデバッグ用に1GByteのベクトルメモリを備えています。本モジュールは、汎用性の高いIntrospect ESPソフトウェア環境で動作し、これまでにない使いやすさと完全な自動化を実現しています。