Introspect SV5CはDDR5のテスト、SV4EはMIPI C-PHYイメージセンサの開発と特性評価で評価される
2020年10月20日、カナダ・モントリオール – 高速デジタルアプリケーション用テスト・計測ツールのリーディングカンパニーであるIntrospect Technology社は、同社の最新製品2点が、権威あるElectronics Industry Awards 2020からHighly Commended評価を受けたことを発表します。1つ目のHighly Commended評価は、Test, Measurement & Inspection Product of the Yearのカテゴリーで、Introspect Technology社のSV5C-12 Personalized SerDes Testerが受賞しました。2つ目の「Highly Commended」は、「Engineering Development/Design Tool of the Year」のカテゴリーで、Introspect Technology社の「SV4E-CPRXG MIPI C-PHY Frame Grabber」が受賞しました。
パーソナライズドSerDesテスター「SV5C-12」について
SV5C」は、従来のSerDesテスターとは異なる新しいハイブリッド・ツールです。超並列レーン数のカバレッジと、量産型自動テスト装置(ATE)のような高度に自動化されたスピーディなテスト実行を実現すると同時に、シングルレーンの特性評価にしか使われない従来のハイエンド(高コスト)アナログツールに匹敵する優れたアナログ性能を提供します。これらの機能はすべてハンドヘルド型のフォームファクターで提供されているため、エンジニアは検証ベンチ全体を、ブリーフケースに入れて持ち運べるようなコンパクトなボックスに収めることができます。コンパクトなソリューションは、ただでさえ狭くてリソースが限られているラボへの導入を容易にしてくれます。また、エンジニアは「ATEラボ」に行かなくても、自分の机の上に「高性能」なベンチを持つことができるのです。
SV4E-CPRXG MIPI C-PHYフレームグラバについて
SV4E-CPRXGは、何世代にもわたって培われてきたMIPI用のハードウェアおよびソフトウェアツールを活用し、C-PHYの物理層に最適化されています。アナログ設計では、独自のモノリシックC-PHYアナログフロントエンドは、1トリオあたり3.5Gspsで動作可能な業界最高性能を誇ります。現状では2.5Gspsにとどまっています。さらに、アナログフロントエンドは柔軟性の高いプロトコル層と結合しているため、CSI-2のどのレーン構成とも相互運用が可能です。また、CSI-2のすべてのデータタイプとピクセルフォーマットをサポートしており、デジタル化されたレーダー信号などの非画像データを取り込むこともできます。このようなデータは、自律走行アプリケーションの開発に不可欠です。さらに、「SV4E-CPRXG」には、被測定物であるセンサーのオン/オフを自動化するためのプログラマブル電源が内蔵されているほか、被測定物であるセンサーの制御やホスト・エミュレーション機能を提供するためのI2CおよびI3Cマスターも搭載されています。実際、このコンパクトなサイズ(5.5インチ×4インチ)は、あらゆるC-PHYセンサーでフレームグラビングを行うために必要な唯一のハードウェアです。
この2つの製品がElectronics Industry Awards 2020で評価されたことは、Introspect Technology社にとって非常に喜ばしいことです。イントロスペクト・テクノロジー社の製品が、世界中のエンジニアの最高の仕事を可能にしていることを、このような評価を通じて示すことができるのは、大変喜ばしいことであり、「明日の技術を今日の可能性に」という当社のモットーを如実に表しています。