プレスリリース

Introspect Technology社、業界初のSLVS-ECバージョン2.0プロトコルアナライザでイメージセンサの開発をさらに強化

SV4E-SLVSECは、日本インダストリアルイメージング協会が定めた仕様限界をはるかに超える16レーン、6.5Gbpsのアナライザ

2021年8月25日、カナダ・モントリオール – 高速デジタルアプリケーション用テスト/計測ツールのリーディングカンパニーであるIntrospect Technology社は、16レーン、6.5Gbps SLVS-ECプロトコルアナライザ「SV4E-SLVSEC」を発表しました。本製品は、SLVS-EC(Scalable Low Voltage Signaling Embedded Clock)バージョン2.0プロトコルを採用したイメージセンサーやカメラシステムの開発、デバッグ、テストを可能にする超小型の装置です。このプロトコルは、JIIA EVI-001-2019とも呼ばれ、日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)が最近発表したものです。本プロトコルは、高フレームレート、高解像度のセンシングおよびビジョンソリューションの実現を約束するもので、完全差動の組み込みクロック信号方式を用いて高帯域のペイロード転送をサポートします。自動車やロボットをターゲットとした将来のCMOSイメージセンサーの実装をサポートするユニークな製品です。SV4E-SLVSECは、独自のアナログフロントエンド技術により、最新のSLVS-EC規格をはるかに上回る速度で、信頼性の高い設計検証を実現します。

「SLVS-ECバージョン2.0インターフェースは、従来LVDSやSLVS信号に依存していた特定のクラスの高性能CMOSイメージセンサにとって、実行可能なソリューションとして確立されつつあります。Introspect Technology社のCEOであるMohamed Hafed博士は、次のように述べています。「Introspect Technology社は、主要なイメージセンサメーカーがSLVS-ECバージョン2.0に移行するのを支援できることを嬉しく思っています。「SV4E-SVLSECは、開発から量産までのライフサイクルを通して製品エンジニアをサポートするというIntrospectの伝統に忠実に、デバッグ段階での深い洞察力の獲得から、量産時のGo/No-Goテストによるテスト時間の短縮まで、製品開発の両端で役立つ機能を満載しています」と続けています。

完全に統合されたソリューション

SV4E-SLVSECアナライザーの最大の特徴は、大型スマートフォンや小型タブレットPCと同等の大きさのスモールフォームファクターに完全に統合されたソリューションであることです。アナログフロントエンドには、リニアアンプ、連続時間リニアイコライザー、高性能クロック&データリカバリー(CDR)回路、微細な位相およびウィンドウコンパレータコントロールを搭載しています。これにより、開発の初期段階はもちろん、最終的な量産テストや校正にも使用できる、真のATE-on-Benchソリューションとなっています。

複数のインターフェーストポロジー

SV4E-SLVSECはフルプログラマブルな16レーンを備えており、シングルインターフェースおよびマルチインターフェースのイメージセンサトポロジーのテストに使用できます。さらに、各インターフェース・トポロジーは異なるレーン・サポートで構成することができます。このような柔軟性により、1つのテスト/計測ツールを複数のアプリケーションに展開することができ、現代の製品開発パラダイムでますます普及している断片的なロードマップ戦略をサポートすることができます。

受賞歴のあるソフトウェア

SV4E-SLVSECの制御には、受賞歴のあるIntrospect ESPソフトウェアを使用します。このソフトウェアは、使いやすさと無限のプログラム可能性の完璧なバランスを実現しています。一方で、すべてのキャプチャ・パラメータはプロパティ・テーブルによって簡単にアクセスでき、SVLS-ECパケットやビデオ・フレームの解析をワンクリックで行うことができます。また、Pythonベースの包括的な統合開発環境が用意されているため、数分で自動テストを作成することができます。

高度なトリガー・モード

他のIntrospect Technology社製アナライザと同様に、SV4E-SLVSECはハードウェア解析エンジンを搭載しており、幅広い条件に基づいてキャプチャをトリガすることができます。トリガは、イベント(例:フレームスタート)、シンボル(例:startCodeやその他の指定されたdataSymbol)、またはエラーに基づいて行うことができます。

Introspect Technology社のSV4E-SLVSECアナライザの発表は、幅広いアプリケーション、インターフェース・プロトコル、導入パラダイムに対応する高速製品エンジニアに対する同社のコミットメントを再確認するものです。SV4E-SLVSECアナライザは、10年以上にわたる超小型アナログ計測技術の研究開発と、高度な信号処理・信号補正技術を組み合わせて開発されました。従来のキャラクタライズ作業を行う検証エンジニアにとって価値があるだけでなく、短納期の信号検証ツールやハードウェア・ソフトウェア間の相互運用性確認ツールを必要とするFPGA開発者やソフトウェア開発者にとっても理想的な製品となっています。

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